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ビクトリア論争

Victorias

Victoria6が発売されてからもうすぐ3週間になりますが、DAZフォーラムのスレッドではまたしても論争がおきています。スレッドを立てたのはPoserPro2012でV4を利用されている方のようで、「V5やV6ではなくV4用を使いたい、V4が陳腐化するのは嫌だ」という内容です。(;´▽`A``

場所がDAZのフォーラムですし、当然DAZの新フィギュアであるGenesisシリーズを使っている方が多いので、いろいろ反論されておりましたが、予想通りというか、やはり別のPoserユーザーの方も同様の意見を書き込むようになり、ベンダーさんの意見なども見られるようになったことから、なかなか面白いスレッドになってきました。

Genesisコンテンツの販売がRenderosityやRuntimeDNAではあまり行われていない理由についてですが、DAZの販売戦略が影響しているようです。DAZとしてはGenesisが普及したとしても、自社のサイトでコンテンツを買ってもらわないことには食べていけないわけで、そのためDAZでコンテンツを販売する場合は、他のサイトでGenesisコンテンツを販売できないような契約になっている(?)のかも知れません。実際私もDAZ以外のサイトではGenesisコンテンツの販売が期待できないため、DAZ以外はほとんどチェックしなくなりました。そういう意味ではDAZのマーケティングは成功しつつあると言えなくもないです。(笑)

DAZで販売しているベンダーさんの話だと、Genesisのコンテンツはよく売れているとのこと。特にGenesis2 Female用のコンテンツは驚くほどよく売れているそうです。(私もなりふり構わず買いまくってました。(;´∀`))

Victoria4の登場で、Victoria3からの世代交代が急激に進んだのは、たしか2007年ごろだったかと思います。その頃は私はまだPoserを使っていませんでしたので間接的な情報ではありますが、かつてアナログレコードに変わってCDが瞬く間に普及したのと同様に、およそ1ヶ月後にはリリースされるコンテンツのほとんどがV4用に変わったとのことで、本当に急激な世代交代だったようです。

私もV3は持っていますので、それと比較してみてもV4の良さは一目瞭然でして、V3よりも造形がとても美しく、四角形ポリゴンのみで構成されているため表面が滑らかで破綻しにくいです。体に仕込まれた無数のマグネットが関節の動きと連動し、関節を曲げたときの不自然な形状を補正し、筋肉の微妙なふくらみをも表現しています。まさに当時としては革新的なフィギュアだったわけで、多くの人に受け入れられたのも道理といえます。しかし同時にPoserフィギュアの技術的な限界点に達してしまったフィギュアでもあったわけです。

DAZはコンテンツ販売の営利企業ですから、V4を超える次世代フィギュアを開発しないことには経営が行き詰ってしまいます。しかしSmithMicroはソフトウェア開発と販売を行う企業ですからDAZとは経営方針が異なり、フィギュアの技術よりも3Dソフトとしてのレンダリング技術のみに傾倒していた感があります。(DAZはSmithMicroに対してフィギュアの新技術採用に関する交渉を水面下で行っていたという情報もあります。)

どのような動きがあったとしても、結果的には交渉は決裂したようで、DAZは自社のPoser互換ソフトであるDAZ Studioを強化することで新フィギュアを動作させるという方向に転換します。SmithMicroもこのDAZの動きを見過ごせなかったようで、独自のウェイトマッピング技術を搭載したPoser9を発売しています。両社のウェイトマップ採用の時期がほぼ一致するので、やはり何らかの交渉があったと見たほうが自然でしょう。

長い間共通のコンテンツを元に共存共栄してきたPoserとDAZ Studioですが、そろそろ袂を分かつ時期に来ているのかも知れません。この分野は今までPoserの独占状態でしたが、それが技術の停滞を招いてきた一因でもあると思います。両方のソフトがライバル関係を持ち、競争によってさらに便利に使いやすくなるのであれば、ユーザーにとってはメリットになるのかも知れませんね。(´∀`*)

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Poser/DAZ Studio」カテゴリの記事

コメント

どおせなら、SmithMicroからPoser買い取ってしまえば良いのに。
 
と・・・個人的には、思います。

投稿: おサル | 2013年7月 7日 (日) 18時19分

おサルさん、コメントありがとうございます。
DAZ Studioの登場によってSmithMicroもフィギュアの技術に力を入れだしたのは良い傾向だと思います。3Dソフトは数多く存在するのに、この分野だけはPoserの独占でしたから、ライバルが現れるのは自然な流れだったのではないかと。統合するよりも、競争してもらったほうが私としては嬉しいです。(;´▽`A``
ただでさえ小さなコミュニティーが分断してしまう恐れもありますが、新技術を積極的に取り込むことなしにコミュニティーの成長はありえないのではないでしょうか。Poserコミュニティーはあまりにも保守的になりすぎて、新しいものを拒むようになってきていると思います。今までV4しか認めてこなかったPoserコミュニティーが、Dawnのような新たなフィギュアに期待するようになってきたということは、Poserユーザーの意識も変わってきたのかもしれませんね。(´∀`*)

投稿: とうふ | 2013年7月 7日 (日) 19時28分

個人的なことなんですが、Poser2014は発売から1ケ月以上経ってるのに未だに「Poser Pro 2014 PoserFusion™ Plug-ins Coming Soon.」なんです(;_;)
「4ドアセダン出来たけど、リヤシートはめったに使わないだろうから待っててね」的な理不尽さを感じてます。

SmithMicroのいい加減さで冷めた見方になり、「レンダラーが良いといっても外部レンダラーのが上、Miki3,4以外はD|Sで使えるんでPoserの価値は何処にあるのか分からない」って気持ちになってしまいました。

V4にこだわりのある方の、ほとんどがPoserユーザーのような気がします。そしてPoserではGenesisの恩恵がほとんどありませんでした。
V5,V6に移行するにはD|S必須だと思いますが、私自身PoserからD|Sに移行するには大きな壁がありました。マテリアルが全然違う、シェーダーミキサーめんどい、レンダラーが貧弱(3Delight本来の性能を出してない)等、数えたらキリがないくらいです。
私が思うにV4にこだわる原因はPoserでのV5,6の使いにくさとD|Sに移行したくないところにあるんじゃないんでしょうか。

長々と支離滅裂な文章になってしまい申し訳ありませんでした。m(_ _)m

投稿: nano_146 | 2013年7月 9日 (火) 02時15分

nano_146さん、コメントありがとうございます。
PoserFusionが使えないのは外部アプリと連携する上でかなりの制約になりそうですね。あれがPoserPro最大の売りだと思うんですが・・・。率直な感想として、Poserの販売戦略は疑問があります。64bit機が主流となった現在でも、フル64bit対応はPro版だけ。
Poser8まではスタンダード版でもフィギュアの作成ができるのが良かったんですが、Poser9ではPro版でないとウェイトマップフィギュアが作成できなくなり、Poser10に至っては目玉機能でもあるFitting RoomもPro版のみの提供になりました。服を作らない人でも高価なPro版を購入せざるを得ないように追い込んでいるみたいで、なんとも感じが悪いです。
まぁSmithMicroはソフトの会社ですのでソフト販売で儲けようとするには当然ですが、ContentParadiseもあることですし、ソフトの価格を下げてコンテンツ販売で回収するというぐらいの意気込みが欲しいとことです。(;´▽`A``

投稿: とうふ | 2013年7月 9日 (火) 08時04分

このスレッドは読んでいて面白いですね。

V4は素晴らしいフィギュアだったと思います(現在でも素晴らしいですが…)。
わたしは第3世代が大好きで、V4をリスペクトしつつも複雑な気持ちを持ってましたから、この方の気持ちもわかるような気も致します。

この根元にあるのはソフトの分断が原因だと思うので、PoserとDAZ Studioの機能がこれだけ違ってくると、このまま分裂していくのかもってわたしも思います。

個人的には、DAZ Studioには物理演算とパーティクルが欲しいし、Poserは、RDNA・コンパラ・レンダロ共通のインストーラサービスが欲しいです♪
さらに欲を言うとCAD連携可能な衣装デザイナーと、3Dスキャナ連携の実在人物の立体化機能も欲しいし♪
…欲深いユーザーですから、欲しいものは一杯です♪

互換性を放棄することでこのあたりの機能が双方で個別に充実していくなら、それはそれでいいんじゃないかとは思います。
でも市場が小さくなって共倒れしちゃったら寂しいですよね~。

わたしがPoser買ったころに愛してたソフトで生き残ってるものは少ないし、Poser(もDAZ Studio)も、ぜひ長生きしてほしいデス!

投稿: 甘利純 | 2013年7月13日 (土) 21時09分

甘利純さん、コメントありがとうございます。
私がD|Sを始めた頃は既にV4が主流でしたが、フリーアイテムの豊富さと日本人好みのモーフが多かったことから、私もしばらくの間はA3を愛用してました。A3は今でも名作だと思ってます。(;´▽`A``

物理演算とパーティクルは是非欲しいですよね。特にOptiTexに依存せず自由に扱えるダイナミッククロスはD|S2の時代から切望してます。レンダリングは外部レンダラーに任せるとしても、フィギュアを扱う上での基本的な機能の充実にPoser互換が足かせとなるならば、いっそ互換性を捨てて独自路線で行って欲しいと思います。DSONによる中途半端な互換性ではPoserユーザーは絶対に受け入れませんから。

PoserとDAZ Studio、どちらも良いソフトなので、新技術をどんどん取り込んでコミュニティーを広げていって欲しいです。(´∀`*)

投稿: とうふ | 2013年7月14日 (日) 00時30分

未だV4のみの服がDAZにもニューリリースされるのを見て、V4ファンは根強いんだろうな、と思っていました。

Poserで色々変えたV4をOBJで書き出して、Genesisに移植したら、それで済む問題なんじゃないかと思うんですけど、違うんでしょうかね。


私も最初はPoserで、Shadeと連携できると言うので、両方の新バージョンを数年前に一緒に買ったんですよ。
こんなことで連携って言うな、というお粗末ぶりで、今でも結局連携できておらず、そのままDAZに流れてPoserは8のままです。
完全なDAZっコになりました。

私は男フィギアをメインに使いますので、ユニセックスな女性服でも流用できるGenesisは画期的ですぐに移行しましたが、スクリプトで体型を色々変えたV4ファンが移行したくないのもわかります。
私も、Victoria6にはなかなか移行しない気がするからです(笑)
私にとっては第五世代が至上です♪


物理演算とパーティクルはCarraraが扱うので、DAZには来ない気もします。
DAZはあくまで『無料』ソフトですから。
ただ、その物理演算もパーティクルも、Blender2.67の方が上なんじゃないかと思いますよ。
せめて、もっとDaz StudioとCarraraが簡単に連携してくれたら、Daz Studioでシーン作ってCarraraでレンダリング、ってのが一般的になると思うんです。

私は、DAZ使いが増えるよう、初心者用チュートリアルを充実させたいと思います♪

投稿: 天川和香 | 2013年7月14日 (日) 08時34分

私はCarraraはかなり販売的にやばいと思ってますw どうもDAZさんは宣伝と実態が伴ってない気がして仕方がないんです。

 私も8.5の正規版へのバージョンアップを期待して買ってしまいましたけど、、
genesisしか興味ない自分としては、買わなくてもよかった、、、

モデリングソフトとしてCarraraの優位性は感じないし、シェーダーは別扱いなので、アニメーションとレンダリングが強みなのかなと思うけど、、Carraraでアニメーションで遊ぶならiconeのほうがずっと楽ですし。

Carraraがtriaxウェイトを採用しているとも
思えないし。だったら、DSで見れるようなディテールは出せないですよね。

DSONファイルを読み込める、一応使えるってのがCarraraの強みとしても、DSでできることは全部できるのは当然くらいを期待してたんですけどね。あれで連携とれてるとは到底思えない。あのままベータから製品版に移行はさすがにできないんじゃないかなと。

個人的にはicloneでの完全互換を実現してほしいです。(アイテム交換やモーフの受け渡しの強化ですね)

投稿: gonzou | 2013年7月14日 (日) 09時15分

天川和香さん、コメントありがとうございます。

Poser使いの方々から見れば、Poserネイティブなフィギュア以外は受け入れにくいのでしょう。実際GenesisをDSONで呼び出したあとはPoserネイティブフィギュアと同じになるのですが、Poser上で作ったモーフに衣服は自動追従しませんし、メッシュスムージングも衝突判定もありません。Poserにその機能がないのですから当然のことなんですが、Genesisのような汎用性の高いフィギュアでこれらの機能が使えないというのはけっこう不便なものです。だからいまだにV4から移行する気にならないのだと思います。GenesisはD|S上で使ってみないとなかなかその利点に気づかないものです。今までのPoserフィギュアの概念を変えてしまうような、本当に斬新で素晴らしいフィギュアですから。

D|SとCarraraの連携はもっと高めて欲しいですよね。いまはCOLLADA形式で一応やりとりはできますが、完璧ではありません。シーンやアニメーションを一発で相互にやりとりできるようになれば便利なのですが・・・。

私がCarraraに最も望むことは、Vueのように簡単に扱えるリアルな空を作れる機能です。(;´▽`A``

投稿: とうふ | 2013年7月14日 (日) 09時27分

gonzouさん、コメントありがとうございます。
確かにCarraraはD|Sの機能を全てサポートしていないので、連携にはまだ課題が多いですよね。でもレプリケータを使った大量の樹木や草木を配置できる機能は景観を作成する上ではなくてはならないものですし、CarraraのGIレンダラーはなかなか高機能で優れものです。アニメーションはさすがにゲームエンジンと同様の機能を備えたicloneにはかないませんが、景観作成ソフトとしてはVueよりも安価でコストパフォーマンスに優れている製品だと思いますよ。Vueと違ってフィギュアを直接扱えるのも大きな利点ですし。(´∀`*)

投稿: とうふ | 2013年7月14日 (日) 09時43分

私の場合poserの経験がなくviewもいじってないのでわからないとです。

blender ちょっといじってかなり前に挫折
ゲーム大好き、、3dキャラクターに興味
DOAとか大好き、、

昨年たまたまdazのフィギュア紹介を見てしまう。

もしかして自分の好きなようにフィギュア
動かせる? レイファンとか作れちゃう?!
で、今に至るですので ^^;
他のソフトとの比較ができないんです。

3Dのライトユーザー向け市場ってこんなもんかなとか、、一方でなんか納得できねーって
思うことが多いんですね。
しかし、、自分で作れないと、むっちゃ金かかるやんっ、、

投稿: gonzou | 2013年7月14日 (日) 11時29分

現在blender 再勉強中ですっ。
あとDS使いの皆様がフォーラムとか作ってもらえると、ありがたいなぁとか、思ったりもしますとです。

投稿: gonzou | 2013年7月14日 (日) 11時34分

gonzouさん、コメントありがとうございます。
私もゲームは好きで、VF3、DoA2を遊ぶためにドリームキャストを購入したりしてました。ソウルキャリバーは特にお気に入りで、友達と対戦したりしながら長く遊ぶことができました。私がD|Sにはまったのも、おそらくgonzouさんと似たような動機です。(;´▽`A``

Poserコミュニティーではフリー配布の服やキャラクター等も多いので、そういうものを活用することでなるべくお金をかけずに楽しむこともできます。でも日本人の間でPoserが盛り上がったのはPoser4~6あたりの時代で、MMD全盛期である現在は下火になってきています。それでもリアルな人体フィギュアを扱えるというメリットは大きいので、またコミュニティーが広がることを期待しつつ、私も自分なりの遊び方で楽しんでいます。

Blenderはフリーソフトとは思えないほど高機能なモデラーですが、使い方に少々慣れが必要です。でも世界中で広く使われていますので、覚えておくと便利ですよ。

日本人向けのD|Sのフォーラムは確かに欲しいですが、コミュニティーの規模が小さいので、それほど盛り上がらないかも。なので、いまはD|S使いの方々のブログなどで情報交換させていただいてます。(´∀`*)

投稿: とうふ | 2013年7月14日 (日) 12時47分

お久しぶりです。いつもいろいろとありがとうございます。

今回、Poserオーナーへ、Poser2012professionalとかPoser9とかの三割引が来てるんですが、買おうかどうしようか迷っていました。

でも、GenesisをPoserでスムーズに扱えないようなので、あっさり諦めがつきました。
ありがとうございました♪

投稿: 天川和香 | 2013年10月22日 (火) 07時27分

天川和香さん、コメントありがとうございます。ブログのほうも楽しく拝見させていただいております。

私もPoserPro2012を持っていますので、うちにも割引セールのメールが来ていました。(同時にWindows8.1未対応の連絡も・・・)
結論から言って、DAZ Studioを使用している人にとって、わざわざPoserを購入するメリットはほとんど無いと思います。Poserは高性能なソフトでDAZ Studioにはない優れた機能もたくさんありますが、その反面、とても重いソフトですので、DAZ Studioに慣れていると使っていてストレスを感じますし、操作の違いに戸惑うことも多いです。DAZでの新作のリリースはGenesis/Genesis2に移行してしまっているのが現状ですから、それらをインポーター経由のエミュレーションでしか動作させることができないPoserでは、Genesisのメリットを生かしきれないという事情もあります。
実際のところ、私もPoserは配布物の動作確認程度にしか使っていないのが現状です。よほど安売りしない限り、アップデートは見送る予定です。(;´▽`A``

投稿: とうふ | 2013年10月22日 (火) 18時42分

ありがとうございます♪

Poserはやっぱりそんな現状ですか。
ダイナミッククロスがなんでもできるというのが結構ひかれるのですけれど
BlenderとCarraraがあるので
そっちで代用することにいたしますわ♪

私も、最初にPoserを使っていて
Dazに来たときは、なんて操作が楽なんだ、と思いましたもの♪
特に、データ管理が……
私は、あのPoserのライブラリ管理にはついていけません(T_T)

とうふさん、いつもありがとうございます。

投稿: 天川和香 | 2013年10月23日 (水) 15時37分

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