« Lovely Utopian | トップページ | Reality1.25とMatteTranslucent »

カメラと三脚

Camera1s

shimaさんがShareCGで配布されているカメラと三脚のセットです。このPropはとても良く出来ていて、ちゃんと三脚のギミックが再現されていて、脚を広げたり閉じたり、高さも自由に設定できるようになっています。

大変素晴らしいPropなのですが、残念なことにD|Sで使おうとすると脚がうまく開いてくれません。これはもったいないので、今回はこれをD|Sでも使えるように改造する方法について書きたいと思います。

Tripod1まず、普通にD|Sで読み込んでみます。テクスチャのパスが違うため警告が出ますが、正しいパスを指定することで正常に読み込むことができます。ところが、Leg-Openのスライダを操作するとこのように脚が全部同じ方向に動いてしまいます。まずこれをなんとかしてみましょう。


Tripod2CR2Builderを起動してTripod.cr2を見てみると、LegA_axisなど回転軸を指定すると思われるPropがあります。「orientation 0 180 0」となっているのは座標軸の向き(X Y Zの順)で、これによってロードしたときの回転軸の傾きが設定されるのですが、どうやらD|Sでは単純にペアレントしただけだと回転軸の指定が有効にならないようです。(;´Д`)


Tripod3Propではなくボーンにしてやると、D|Sでも回転軸の傾きが有効になります。このように、名前にaxisとついているpropをすべてactorに変更します。指定は2回出てきますので、両方とも同じようにactorとしてください。


Tripod4ArmA_axis、ArmB_axis、ArmC_axisの中にあるペアレント指定をそれぞれLegA_axis、LegB_axis、LegC_axisと対応させます。こうすることでArmをLegの子ボーンにしてあげるわけです。
これで脚が正しい方向に開いてくれるはずですが、ほんの少しの角度しか開いてくれません。これは回転角度にリミットがかかっているためですので、次はこのリミットを解除してしまいます。


Tripod5LegA_axisのchannelsを開いて、rotateXのチャンネルを開いてください。minとmaxがそれぞれ0と1に設定されていますが、これが有効になっているようで脚が0~1度までの角度しか開かなかったわけです。forceLimitsが0なのに、D|Sではなぜか有効とみなしてしまうんですね。(;´∀`) なのでminとmaxをそれぞれ-100000と100000に設定してリミットを解除してしまいましょう。LegB_axis、LegC_axis、ArmA_axis、ArmB_axis、ArmC_axisも同様にしてリミットを解除してあげましょう。


これで正しく開く三脚になりました。D|Sだけでレンダリングするならここまでで作業は終了ですが、Realityプラグインを使ってレンダリングするにはもう少し手直しが必要になります。

困ったことにRealityプラグインはhiddenが1に設定されていると、たとえVisibleInRenderが有効になっていてもジオメトリを処理してくれません。おそらく作者がそこまで考慮していなかったのでしょう。こういうのは本来レアケースなんですが、この三脚のようにテクニックとして使っている製品もあるので対応して欲しいところです。


Tripod8再びCR2Builderを開いて、hidden 1となっているpropをすべてhidden 0に設定してしまいます。数が多いので少々面倒です。


Realityプラグインを使うためには、もう1つ問題があります。「name」という名前のマテリアルが存在すると、Realityプラグインが起動してくれません。これは完全にバグだと思います。こんなの最初から考慮してしかるべきでしょうに。(;´Д`)


Tripod6この変更はメモ帳などのテキストエディタで一括変換してしまいましょう。usemtl nameとなっている行を、usemtl name1に一括置き換えしてしまいます。


Tripod7同様に、material nameとなっている行をmaterial name1に一括置き換えします。これでマテリアルの名前をname1に変更できましたので、今度はちゃんとRealityプラグインが起動するようになりました。


以上でD|Sでも問題なく使えるようになります。この手のPropはそれほど数が多く出回っていないので大変重宝します。Renderocityで探したけど見つからりませんでした。このような素晴らしいPropを無償で公開してくださった作者のshimaさんに感謝いたします。(´∀`*)

|

« Lovely Utopian | トップページ | Reality1.25とMatteTranslucent »

Freebeeの紹介」カテゴリの記事

コメント

CR2Builder ご存知かもしれませんが、
F2キーを押して編集モードにすると TreeNodeの編集の効率があがります。
これでも便利なのですが、
ダブルクリックするとText編集モードになります。
がノードによって編集を支援する機能が発動することもあります。
hidden 1 のノードをダブルクリックすると hidden 0 になります。
hidden 0 のノードをダブルクリックすると hidden 1 になります。
deltas もダブルクリックすると編集支援機能が働きます。

投稿: kim99 | 2011年5月 2日 (月) 12時32分

kim99さん、コメントありがとうございます。
CR2編集時にはいつもCR2Builderを使わせていただいております。なるほど、F2キーでも編集モードにできるんですね。これならマウスを使わなくても操作できるのでとても楽になります。(今まではいちいちマウスでクリックして編集モードにしてました。(笑))
ノードの0と1の切り替えは使っているうちに気が付きました。大変便利なので多用しています。ジオメトリ指定もダブルクリックで選択肢から選べるようになっている上に、1ボタンで「:」区切りのパスに変更できるのがとても素晴らしいです。

私にとってもはや欠かせないツールのひとつになっています。ありがとうございます。(´∀`*)

投稿: とうふ | 2011年5月 2日 (月) 16時39分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« Lovely Utopian | トップページ | Reality1.25とMatteTranslucent »