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ガンマ補正と煤払い

Newyear2011s

皆様、新年あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。

今年は曜日の並びが最悪で、年末年始の休みがとても短いです。もう少しゆっくりしていたかったんですけどね・・・そのかわり5月の連休はそこそこ長い休みがとれそうなので、すこし期待してたりもします。(;´▽`A``

さて、今回はosomakiさんが「煤払いスクリプト」という大変すばらしいスクリプトを公開してくださったので、そのお話です。その効果を簡単に言ってしまえば、「影の暗い部分を明るくし、色調の歪みを補正する」というところでしょうか。

このスクリプトの肝は、なんと言っても入力と出力のガンマ補正を自動で行ってくれるということにつきます。ガンマ補正の原理を説明するとかなり長くなるのでここでは省略しますが、要するに「今モニタで見えている色は素材本来の色なのかどうか」ということです。正しいガンマ値でレンダリングしないと、中間調の色に歪みが出来てしまいます。

ガンマ補正の意味については、Kotozoneさんがブログでわかりやすく丁寧に解説していますので、そちらをご一読ください。ほとんどのWindows用モニタではガンマ=2.2で調整されているようです。(うちの三菱RDT231WM-Xも2.2付近でした)

参考記事: 「操・活・解 ガンマ補正とリニアワークフロー」

まぁ要するに、入力ガンマ補正→レンダリング→出力ガンマ補正という手順を踏むことで、初めて正しい中間色を得ることができるということですね。D|Sではレンダリング設定で出力ガンマの値を設定することができますが、入力ガンマの設定はできません。(おそろしく手間がかかりますが、ShaderMixerで入力テクスチャの色を演算処理して無理やり入力ガンマ補正することは可能です。)

この「煤払いスクリプト」を使ってレンダリングすると、それらの処理を自動的に行ってくれます。ガンマ補正値もデフォルトで2.2になっていますので、そのままレンダリングするだけで正しい中間色の画像を得ることができるようになっています。

百聞は一見にしかず、まずはその効果をご紹介したいと思います。


Sh_gamma10 こちらはUberEnvironment2+Distant Light1灯でレンダリングしたものです。IBLのパラメータは特に調整していません。全体的に青っぽく、しかも影が暗い画像になってしまっています。


Sh_gamma22こちらが煤払いスクリプトでレンダリングしたものです。暗かった影の部分が明るくなり、青みが抑えられて自然な色調になりました。


この煤払いスクリプトは現在アルファ版ということで、テスター募集中とのことです。日本語のサポート掲示板もあります。たいへん素晴らしいスクリプトですので、興味のある方はぜひ使用してみてください。私の環境では今のところ安定して動作しています。ヽ(´ー`)ノ

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コメント

あけましておめでとうございます

レンダラ側で調整しておられるのか、IBLのイメージを内部で調整しておられるのか

うーん、Poserにも、欲しいですねえ

では、今年もよろしくお願いいたします

投稿: DAD | 2011年1月 3日 (月) 19時33分

DADさん、新年おめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

効果をわかりやすくするためIBLを使いましたが、このスクリプトはマテリアル側でテクスチャ等のDiffuse色をリニア変換するようです。

Poser8にはガンマ補正のパラメータはありませんが、レンダリング設定にHDR Tone MappingのExposureを設定できる箇所があるので、使い方によってはD|Sよりもリアリティのあるレンダリング画像が得られるかも知れませんね。(´∀`*)

投稿: とうふ | 2011年1月 3日 (月) 20時21分

明けましておめでとうございます。
紹介して下さって感謝です。
ちょっと名称(Susu-Harai)がキツイかもですが、「ガンマ調整」とか「線形化」では効果がわかりにくすぎるというのが、昨年の教訓でして…
人柱用掲示板の方も、引き続きよろしくです。

投稿: osomaki | 2011年1月 4日 (火) 02時27分

osomakiさん、新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
煤払いという名称は直感的でとても良いと思います。専門用語が含まれると硬いイメージがありますし。(;´∀`)
掲示板のほうもこまめにチェックしてますので、気が付いたことがあれば随時書き込ませていただきますね。

投稿: とうふ | 2011年1月 4日 (火) 19時40分

あけましておめでとうございます。
年末年始のコンピュータが触れなかったうちに、DS界(?)では革新的な変化が起こってるじゃないですかw(゚o゚)wやりたいことがありすぎて逆にフリーズしてしまいそうです。
今年もよろしくおねがいします。

投稿: Kotozone | 2011年1月10日 (月) 18時16分

Kotozoneさん、新年あけましておめでとうございます。
osomakiさんの煤払いスクリプトは素晴らしいですよね。私も調子に乗っていろいろ試したりしてます。(;´▽`A``

今年もどうぞよろしくお願いします。m(_ _)m

投稿: とうふ | 2011年1月10日 (月) 21時01分

DAZで購入したものは、D|S用インストーラーがあるので、そのままD|Sで使える?

D|S用インストーラーがない場合は、とうふさんのスクリプトを使えば、簡単にD|S用のマテリアルの再セッティングができる?

D|Sを使ったことのない素人には、Poser用のデータはD|Sでもそのまま使える、と思い込んでいるのですが・・・

基礎中の基礎とは思いますが、教えていただきたく

ではでは

投稿: DAD | 2011年3月 3日 (木) 22時31分

すいません、もう一つ

プラグインはアドバンス版でないと使えないんですよね?

スクリプトもですか?

何卒、よしなに

投稿: DAD | 2011年3月 3日 (木) 22時37分

DADさん、コメントありがとうございます。
D|Sは環境設定でPoserのRuntimeの場所を指定するだけで、Poserの環境をそのままD|Sで使うことができます。D|S専用コンテンツは別フォルダに分けて管理されるので、Poserのランタイムを汚す心配はありません。

Poserのデータを呼び出したとき、最も気になるのがBumpや光沢の違いですが、それらは拙作のFixGrossinessAndBumpスクリプトで対応可能です。ただ金属の質感は思ったとおりにならないことが多いので、そういうのはD|S用のシェーダープリセットを使ったほうが良いかも知れません。(;´▽`A``

プラグインやスクリプトは無料版でも使うことができます。ShaderMixerやUberEnvironment等が使えないだけで、その他は無料版とAdvanced版との違いは無いようです。

Poserに慣れていると使いにくいと感じるかも知れませんが、無料版があるのでまずは試してみると良いかも知れませんね。(´∀`*)

投稿: とうふ | 2011年3月 4日 (金) 19時34分

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