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IBLを使った屋外のシーン

Cbcanyon01

今年も残すところあと3日ほどになりました。今年も1年が過ぎるのがとても速かったです。明日あたりが仕事納めという会社も多いことでしょうね。このブログを見てくださっている皆様方、今年もありがとうございました。

さて今回はIBLを使った屋外照明について書きたいと思います。IBLは環境光の設定が省けるのでとっても楽にリアリティが出せるので、私も重宝しております。ということで今回は私がよく使うライティングをご紹介したいと思います。

今回のモデルにはちびベルを使います。V4に比べて軽いし髪も透過を使っていないのでレンダリング時間が短くてすみます。テストシーンにぴったりでございます。(´∀`*)

IBLに使うHDR画像は、sIBL_Archiveさんの"Grand Canyon C"を使いました。背景は拙作のスクリプト、CreateEnvSphereを使用しています。

Ibl_example_ao01

シーンにUberEnvironment2と、太陽光としてDistant Lightを1個設置してレンダリングすると、このような画像になります。そのままだと青すぎるので、UberEnvironment2はSaturationを60%に設定しています。地面のオブジェクトとの間にAO(Ambient Occlusion)による影ができるため、被写体が暗くなってしまっていますね。でも現実には地面からの照り返しがあるため、こんなに暗くなることはありません。


Ibl_example_idl1

照り返しがあるとどういう風になるのか、IDL(Indirect Lighting、間接光)を有効にしてレンダリングしてみたのがこの画像です。先ほどとはうって変わって明るい画像になりました。肌の発色もとても良いですよね。

リアリティを求めるならIDLを使うのが理想なんですが、IDLを使うと計算量が著しく増えるため、レンダリング時間が恐ろしく長くかかります。ただでさえV4の髪など透過マップを使ったオブジェクトはレンダリングが長くなりがちですが、これにIDLの計算が加わるわけですから髪のレンダリングに丸1日かかるなんてこともありえます。(;´Д`)

私はそんなに時間をかけたくないのでIDLはなるべく使わないようにしているわけでして、その代わりにライトを追加して擬似的な間接光を作ることが多いです。


Easyamb01

今回のように背景に写真を貼った単純な屋外のシーンだと、私はこのウニみたいなライトを使います。これはDistant Lightを45度ずつ回転させて合計8×3段の24個配置したものです。これはUberSoftMasterのSky Lightと同じような使い方をさせてまして、全方向から照射される環境光を模したものです。これを簡単にシーンに作るためのスクリプト「EasyAmbient」を作って使っています。

ダウンロード EasyAmbient.zip (0.9K)

今回もこれを使って間接光を作ってみることにします。


Easyamb02

このスクリプトを実行すると、SceneタブにAmbient Lightsというグループが作成され、その下にDistant Lightが並びます。Zenithは上からの光、Horizonは水平方向、Bounceが下からの光です。これらを調整して間接光を作るわけです。


Easyamb03

SceneタブでBounce8をクリックし、Shiftを押しながらBounce1をクリックすることで、Bounceと名前がついたライトをすべて選択します。次にParametersタブでライトの色をオレンジにします。こうして選択した複数のライトの色を一度に変更することができます。地面が砂地なので、その照り返しを表現しようというわけです。


Easyamb04

同じようにHorizon、Zenithも色を変更します。


Easyamb05_2

今回は地面からの照り返しですので、Zenith、Horizonは暗い色にして明るさを抑えています。


Ibl_example_ao02

この状態でレンダリングすると、このように明るい画像になります。IDLを使った場合とは少し違った色合いですが、被写体が明るくなりましたし、それなりにリアリティが出てきたのではないかと思います。(;´∀`)


このように、擬似的な間接光を加えてやることで手軽にリアリティのあるライティングになります。ちょっとした手間ですが、レンダリング時間が短くてすむなら効果は大きいですよね。ヽ(´ー`)ノ

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コメント

こんばんは
ずっとIBLの色が強すぎるのに悩んでいたのですが、Saturationを下げればよかったのですね
目からウロコです!
いくつか試したのですが、Saturationは、試した分では全部下げた方が良さそうでしたね
いや、この項目を見落としてました^^;
凄く大事な項目なのに

このウニライトも面白そうですね!
使わせてもらいます
ってまだまだライトからなにから未熟なので使いこなせるかは?ですが

投稿: sasayaki | 2010年12月29日 (水) 18時27分

sasayakiさん、コメントありがとうございます。
ほとんどのシーンではSaturationを下げて使わないと色がきつすぎますよね。あと明暗の差が激しいときはContrastの調整も必要になります。好みの明るさになるまでいろいろ試してみると良いです。

ウニライトは手軽でわりと使いようがあるので、個人的にはおすすめだったりします。(´∀`*)

投稿: とうふ | 2010年12月29日 (水) 20時45分

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