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マグネットをボーンに連動させる

Magerc01

DADさんからのリクエストで、今回はマグネットをボーンに連動して動かすやり方をご紹介します。やってることは簡単で、ERCリンクをマグネットに対して設定しているだけですが。(;´∀`)

使うものはPoserとCR2Builderだけです。(D|Sの場合はFigure Setup Toolsに含まれるProperty EditorでERCリンクを直接記述できますので、今回は割愛します。)

まず、フィギュアにマグネットを設定します。今回は肩の動きに連動しておっぱいを動かしてみたいと思います。ちびベルのおっぱいは肩パーツに含まれていますので、左肩パーツにマグネットを設置し、位置やゾーンを設定します。

Magerc02

左肩をリミットいっぱい(50度)まで持ち上げます。この状態でマグネットを操作し、好みの形状になるように形を整えます。今回は肩を持ち上げたときにおっぱいが飛び出し、さらに少し持ち上がるように設定してみました。


Magerc03

Poserの環境設定を開き、ディスプレイユニットを「Poser単位」にしておきます。


Magerc04

マグネットのパラメータを確認します。今回はマグネットを前方やや上に移動したので、y移動とz移動に数値が入っています。この数値はCR2Builderでの作業で使うので、必ずメモしておきます。

数値を覚えたら肩の上下を0度に戻し、マグネットの位置も0に戻しておきます。この状態でライブラリに登録します。


Magerc05

CR2Builderを起動して先ほど登録したCR2を読み込みます。マグネットの記述が2回出てきますが、変更するのは2回目の記述の部分だけです。「マグネット1:4」のように、「:」のあとの数字がフィギュア番号ですので、この数字も覚えておきます。

マグネット関連のパーツは、ゾーン、ベース、マグネットの3つに分かれています。このうち関節の動きに連動させるのはマグネット本体のみですので、マグネット本体のchannelsのツリーを開きます。先ほどメモしたマグネット移動の数字はy移動とz移動ですので、それぞれのチャンネルにERCリンクを追加していきます。


Magerc06

まずはy移動です。赤枠で囲った部分が追加した記述になります。valueOpDeltaAddはERCリンクであることを意味します。Figure 4は連動先のフィギュア番号で、ここには先ほど覚えておいた自分のフィギュア番号である4を設定します。次のlCollarは連動させるパーツで、今回は左肩に連動させるのでlCollarと記述します。その次の行が連動先のパラメータですが、今回は肩の上下(Z軸回転)なのでzrotと記述しています。
deltaAddDeltaは連動させる数字です。左肩の稼動範囲は-15~50度で、先ほどPoserでメモした数字は50度のときの数字です。ここには0度から50度まで1度変化するごとにどれだけ数字が加算されるのか指定しますので、0.023÷50=0.00046を記述することになります。


Magerc07

次にz移動です。こちらもy移動と同じようにERCのリンクを記述していきます。deltaAddDeltaには0.423÷50=0.00846を記述します。


Magerc08

次に稼動範囲の設定です。肩の関節は下げる(マイナス方向への回転)こともできますので、このままでは肩を下げたときにマグネットが逆方向に移動していまいます。そこで稼動範囲をプラスの値に限定することでマグネットが逆方向に移動することを防ぐことができます。forceLimitsを1にすることで稼動範囲を制限することができます。
その下のminとmaxがそれぞれ最小値と最大値をあらわしています。マイナス方向に移動させないようにするには、最小値を0にすればよいわけです。y移動と同様にz移動にも同じように稼動範囲を設定しておきます。


Magerc09

次にマグネットを隠して見えないようにする方法です。マグネットの3種類のパーツ(ゾーン、ベース、マグネット)には、hiddenとaddToMenuという設定値があります。マグネットを隠すには、hiddenを1に、addToMenuを0に設定します。3種類のパーツすべてにこの設定をしておけば、左肩を選択してもマグネットは見えなくなります。


Magerc10

ここまで設定したら上書き保存し、Poserで読み込んでみましょう。うまく連動していれば完成です。ヽ(´ー`)ノ

今回はマグネットの移動だけ使いましたが回転や拡大縮小のチャンネルにも同様にERCリンクを設定することもできます。簡単なJCMなんかはこんなふうにマグネットで作ってしまうのも良いですね。

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コメント

おぉ。ERCとかJCMとかの情報って、分かりにくかったり解説サイトが消滅してたりするけど、これは勉強になります。

さて、ベルベルに太腿凹み解消モーフ組み込むかw

投稿: サスケ | 2010年7月 4日 (日) 14時08分

サスケさんコメントありがとうございます。
おおお、そういえばA3用の太腿修正マグネットが某所で配布されてましたが、あれを連動させるという手もありましたね。
ちょっと試してみよう。ヽ(´ー`)ノ

投稿: とうふ | 2010年7月 4日 (日) 15時18分

えへへへ お手数おかけして、申し訳ございません

大変ありがたく!

というかですね、あっさり? しかも、凄くわかりやすく解説されてしまうなんて、やっぱ凄い人っすね、とうふさんは!

是非、活用させていただきます!

ではでは

投稿: DAD | 2010年7月 4日 (日) 20時19分

DADさんコメントありがとうございます。
私は説明が下手なほうなので、判りやすいと言っていただけるとうれしいですね。(;´∀`)
マグネットはとても手軽に扱えるので、JCMの代わりにする以外にもいろいろ応用ができそうです。ヽ(´ー`)ノ

投稿: とうふ | 2010年7月 4日 (日) 21時52分

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