pwToonで遊ぶ
非リアル系3Dといえばトゥーンシェーディングですが、背景がリアルだとキャラが浮いてしまってどうにもなりません。自分でイラストを描ける人なら、背景を別に描いてポストワークで合成するのが一般的なんでしょうけど、私の場合はイラストを描くなんてできませんので、いつもキャラだけの寂しい画像になってしまいます。(´・ω・`)
それでも非リアル系でレンダリングしてみるというのは、けっこう面白いものですね。特にちびベルのようなトゥーンを意識して作られているフィギュアはマテリアルもトゥーン向けに分けてありますので、あまり苦労せずともそれなりの絵になりますし。
そんなわけで、セル風とイラスト風の2通りのイメージでレンダリングしてみました。
セルのようにグラデーションの境目がはっきりしているような絵の場合、いくらライトの向きを調整したとしても、やはり思ったような影ができませんね。もと もとが3Dモデルなので、最初から2Dで描かれた絵のようには絶対になりません。
どちらかといえば、右側のキャラみたいにある程度滑らかなシェーディングでレンダリングしたほうが仕上がりは良く見えますね。元が3Dなので当たり前ですけど。(;´∀`)
ついでにZipシェーディングを使ってコミックみたいに白黒でレンダリングしてみました。Zipを使うとどうしても画像サイズを大きくしないと荒さが目立ってしまいますね。スクリーントーンのようになるかなーと期待してたんですが・・・どちらかと言えば新聞記事みたいですorz
もう少しアウトラインを太くすれば良かったですね。
pwToonは設定も簡単なので気に入っているのですが、いくつか物足りない部分もあります。特にRimのシェーディングで指定できる色が1色のみであり、影にはAdd、ハイライトにはMultiplyと決まってしまっているのが、私としては何だかなーと思います。せっかくRimを分けているのだから、もう少し自由度があっても良かったのに・・・。
それから、レンダリングのサイズを大きくしても、アウトラインの太さはそのままです。アウトラインの太さは数値で指定できるので、サイズの大きい画像をレンダリングするときは太めに設定すれば問題ないのですが、できれば画像サイズに対する割合で指定できると手間が省けてよかったかも知れません。
まぁ贅沢言ってもきりがありませんが、あの値段でこれだけのレンダリング結果が得られるのであれば機能的には十分すぎるほどです。D|Sで非リアル系3Dをやろうと思ったら、事実上必須のシェーダーです。
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